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女性建築家たちからの住まい発信ブログ            「住まいを語ろう!創ろう!楽しもう!」

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秋の京都国立博物館へ


昨日、京都国立博物館へ「国宝 鳥獣戯画と高山寺」を見に出かけました。

平日の午後なのに20分入館待ちの人出です。大学生らしき若いグループが大勢来ていました。


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20分入館待ち

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国宝 鳥獣戯画と高山寺」



中に入ると国宝・明恵上人像もゆっくり見られるくらい空いています。ところが、鳥獣戯画に近付くと長蛇の列!

30分近く並んで30秒程度しか見られません。

墨色、筆の流れ、紙質など思わず見入ってしまいます。


外に出ると陽が落ちて夕空に平成知新館が端正な佇まいで水に浮かんでいるように見えました。

設計は谷口吉生氏。ニューヨーク近代美術館新館や東京国立博物館の法隆寺宝物館などを設計された建築家です。

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平成知新館

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平成知新館エントランス

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エントランスロビー

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平成知新館と京都タワー

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少し日が暮れて・・・

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平成知新館前の池

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ミュージアムショップ


法隆寺宝物館の雰囲気と同じように静謐でゆったりとした空間~少しゆとりを持って見に来るようにしようと思います。
(佐野江利子)








# by sumaitukurou | 2014-10-24 11:48 | 建築雑々

角屋・輪違屋

お互いの子供たちが保育所時代から、かれこれ30年来の友人、Sさん。
長年、彼女の家に関するいろんなことの相談を一手に引き受けていたのですが、今回もまた、「ゆっくりお話がしたいけれど、オフの日は週に一日しかない、この日は前から行きたかったところがあるので、付きあってくださる?」とメールが入り、半日がかりで京都・島原の角屋・輪違屋を見学しながらの打ち合わせ。
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最初は角屋、江戸時代から続く揚屋(今でいう料亭)で、残っているのはもうここだけだそうです。

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神社仏閣、茶室などはよく見に行っても、こういった花街系の、きらびやかな印象のところは、何となく見に行く機会が少なかったのですが、友人のおかげで、面白い建物を見学できました。

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こちらは、角屋の近くにある「輪違屋」、ここは太夫のいる「置屋」で、なんと今もお茶屋さんとして営業中だとか。
普段は見学できないそうです。
輪っか二つの文様がとてもモダン。そのほかにも太夫たちの書いた恋文を貼ったフスマとか、番傘を貼った建具とか、ここで生活していた人たちの話も興味深く、楽しめました。

この後、京都駅付近に戻り、女子会ランチ。住宅設計という仕事の面白いところは、全てのことが無駄にはならず、お施主さんのお話しを聞いているようでいて、実は自分に置き換えてみて反省したり、前向きになれたり・・・。そして、何年たっても勉強することが山積みで、奥が深い。

法規だとか資格だとか、どんどん大変になっていくので、世の中では建築離れが問題になっていますが、声を大にして言いたいです、実は、設計ほど楽しい仕事は滅多にないと思う。
それで、私は特に住宅が一番楽しいと思う。

皆さんは、何をしてる時が一番楽しいですか?
ずっとずっと、楽しいことの多い世の中であってほしいですよね。

以上、広渡でした。
# by sumaitukurou | 2014-09-09 15:12 | 建築雑々

中欧の旅 チェスキークルムロフ

先日、雑誌をめくっていたら女優の杏さんがチェコのチェスキークルムロフに行ってみたいと答えておられました。いま流行りなのでしょうか?

6月に中欧旅行をして、チェスキークルムロフに1泊した時の写真をアップします。

南ボヘミア地方の中世から眠ったままのような田舎町だったのが、1992年に世界遺産に指定されたことで観光客が押し寄せるようになったということです。

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蛇行するモルダウ川に囲まれた城下町

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街の風景

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路地が魅力的

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モルダウ川に架かる橋

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川の畔のカフェは心地よい風が吹く

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泊まった宿 対岸はお城

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チェスキークルムロフ城

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お城の窓から

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何百年と続く地ビールのレストラン

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こんなに可愛いお菓子屋さんも

by 樋野晶子
# by sumaitukurou | 2014-08-19 00:35 | 旅の思い出

青春18切符の旅

同級生の伴さんと二人で青春18切符の旅にでました(どれだけ乗っても1日2370円)
各駅停車と新快速にしか乗れません、それで行ける所まで行こうというハードな行程です
今回の目的は身延線と飯田線に乗って富士山と南アルプスの北岳を間近に眺めることでした
東海道をとろとろ走り富士駅から身延線に乗り替え、途中の下部温泉で泊まりです
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身延線は富士川に沿ってのんびり走ります
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下部温泉は武田信玄の愛した秘湯で山あいのひなびた湯治場でした、お風呂は抜群によかったです
翌日は朝から甲府へ向かい甲府からは飯田線で豊橋へ折り返します
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旅の目的であった南アルプス北岳はガスの中、、、全貌が見れず残念!
飯田線ももちろん各駅停車です、その間約8時間 駅の数は94駅を全部止まりながら行くのですが
真ん中あたりの天龍峡駅から景色が一変します
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それまではのどかな田園風景ですがそこからは天龍川に沿って電車が走ります
大阪へ帰り着いたのは11時をまわっていてこの日は14時間以上電車の中でした
ちょっと疲れましたがなかなかいい企画(自画自賛)の旅でした
次回はお盆休みに山陰を攻める予定(懲りない乗り鉄)
# by sumaitukurou | 2014-08-04 16:44 | 旅と建築

おたふく窓

アルミサッシが普及してからは面白みがなくなってしまいましたが、建物の窓はなかなか興味深いものです。

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これは大正、昭和初期の住宅などによく見られる窓で、「おたふく窓」と言われています。
なぜ職人さんが「おたふく窓」と呼んでいるのかは、今のところわかりません。
関西だけでなく全国に見られ、庶民のすまいから山口県防府市の旧長州藩主毛利家の本邸(大正5年完成)のような邸宅まで、少しずつデザインを変えながら取り入れられています。


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2方向の壁がおたふく窓の住宅

道を歩く時、窓に目を向けてみればきっとみつけられますし、ドラマなどでも大正、昭和時代の建物でおたふく窓が見られます。


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「となりのトトロ」めいの家

by 中井玲子
# by sumaitukurou | 2014-07-16 00:00 | 建築雑々