ご無沙汰致しました。hozoです。
間があいてしまいましたが、
続・松本建築巡りに行きたいと
思います。
今回は長野県宝に指定されている
旧松本高等学校 本館及び講堂の建物です。
大正9年と11年に建設されう、
木造洋風建築としては規模も大きく、
保存状態もとてもよいものです。
写真右上が本館正面玄関。
マンサード屋根と建物資料には載っているのですが・・・?
近年ではギャンブレル屋根というのでしょうか。
五角形の屋根も正面を印象付けています。
明治期の中央入り左右対称型と
異なり、隅入りコの字型に配置されています。
写真左が正面玄関裏、コの字の中庭部分から見た姿。
正面玄関入ってすぐの階段。
階段上部踊り場。
ここが外観正面からみた、
ギャンブレル型屋根の下部窓に当たります。
階段を上がりきった部分の床。
塩ビの床材を上から釘打ちしてあるのが
なかなか渋い。(笑)
下部二枚が講堂の建物。
写真右の屋根上部に見える小塔は換気用のものだそうです。
近年、廃校になった校舎をリノベーションして使用する例がたくさん増えてきて、
色々見て廻っていますが、これは建築物としてはかなり上質なものでした。
多くの文学者も輩出した松本高等学校。
最近の方でもわかる作家では、北杜夫氏などが卒業生だということです。
建物のある場所自体が「あがたの森公園」という大きな公園になっていて、
お天気のよい日にぶらぶらするにはもってこいの場所です。
松本にいらっしゃった際は、是非お立ち寄りを。
松本市内には100円で乗れる周遊バスがあるので便利ですよ。