女性建築家10人からの住まい発信ブログ            「住まいを語ろう!創ろう!楽しもう!」

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神戸市の茅葺民家群

杉本雅子です。
前の投稿の中井さんの記事に続き、茅葺き民家のお話です。
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神戸市と兵庫県建築士会との歴史的建築物のまちなみ保全・再生に関する協定に基づき、
市内の茅葺き民家の調査へ協力しています。
神戸市には、茅葺き民家が約900件あり、政令指定都市の中で一番多いのです。
その殆どが北区の田園風景の中に存在しています。

調査票と地図に基づき、1軒、1軒探して行きました。

残念ながら、この日、私が調査を担当した民家はすべて、萱の上に金属屋根を被せたものでした。
茅葺きのままだと、屋根が可燃物になってしまい、火災保険に入ることができません。
一般の民家として使用され続けていくためには、仕方ないかたちのようです。
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それでも、田園風景の中に、この急こう配の屋根を見つけると、探していた友人を見つけたようで嬉しくなります。

途中、茂みの中に、萱葺きそのままの状態の建物を発見。
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打ち捨てられた、荒れ果てた、農機具小屋でした。
その自然と同化しつつある佇まいは、まるで大きな生き物のようでした。
凄い迫力で、廃屋とはいえ、美しささえ感じます。

この建物を見に細い道に分け入り、車ごと田圃の畦道に突っ込み、立ち往生。
台風の次の日で、ぬかるんだ道を甘く見ていたようです。
JAFのお世話になって、やっと抜け出ししました。
車は先輩が運転するスカイライン。
都会仕様な人間や車や建物は、厳しい自然には、通用しませんね。
次回調査は、猛暑真っ盛りの8月ですが、頑張って行ってきたいと思います。
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by sumaitukurou | 2015-07-25 21:52 | 環境や街並み

「京都民家苑」に行ってきました。

京都府京丹後市大宮町五十河(イカガ)にある「京都民家苑」には、京都府内から3棟の茅葺き民家が移築されています。
民家苑を管理されているNPO法人グリ-ンライフ丹後は、北近畿最大級のブナ林を有する豊かな自然環境と、小野小町のゆかりの地という文化的な特性を活かして地域を活性化しようと活動されています。

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旧松岡家 表側


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旧松岡家 裏側


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旧湯浅家
日吉ダムの建設により水没した集落から移築され、1704年の棟札が残っています。
30年前まで、この民家での暮らしは続いていました。
私は日帰りでしたが、1泊した人はこの民家に宿泊しました。


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旧湯浅家内部
木の自然の曲りを活かした架構に驚かされます。


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旧小林家
京都府向日市から移築。


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旧小林家内部


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2頭の牛がのんびりと草を食んでいました。
山の中ののどかな民家苑です。

by 中井玲子
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by sumaitukurou | 2015-07-12 20:28 | 旅と建築