女性建築家10人からの住まい発信ブログ            「住まいを語ろう!創ろう!楽しもう!」

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カテゴリ:旅と建築( 37 )

「京都民家苑」に行ってきました。

京都府京丹後市大宮町五十河(イカガ)にある「京都民家苑」には、京都府内から3棟の茅葺き民家が移築されています。
民家苑を管理されているNPO法人グリ-ンライフ丹後は、北近畿最大級のブナ林を有する豊かな自然環境と、小野小町のゆかりの地という文化的な特性を活かして地域を活性化しようと活動されています。

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旧松岡家 表側


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旧松岡家 裏側


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旧湯浅家
日吉ダムの建設により水没した集落から移築され、1704年の棟札が残っています。
30年前まで、この民家での暮らしは続いていました。
私は日帰りでしたが、1泊した人はこの民家に宿泊しました。


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旧湯浅家内部
木の自然の曲りを活かした架構に驚かされます。


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旧小林家
京都府向日市から移築。


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旧小林家内部


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2頭の牛がのんびりと草を食んでいました。
山の中ののどかな民家苑です。

by 中井玲子
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by sumaitukurou | 2015-07-12 20:28 | 旅と建築

鈴木大拙館 in 金沢

金沢の鈴木大拙館に行ってきました。谷口吉生氏の設計です。
鈴木大拙は金沢出身で米国で活躍、ZEN思想を世界に広めた哲学者です。
竣工が3年前、京都博物館が昨年ですから時を同じくする美術館建築ですが
規模の小ささの中で、こちらのほうがはるかに谷口建築の真髄を肌で感じられる
素晴らしい建築でした。

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エントランス。まだ中は想像できない

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展示室への通路 展示物は少なく
自由に書籍を開いて過ごせる場がある

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水庭から思索室をのぞむ
シンプルな建築の美しさ、完成度に感激

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通路見返し 錆石の壁と漆喰の壁の裏に
展示室、回廊などが隠れている

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時々波紋がうかびあがります
わずか10センチの深さなのに深い

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思索室 自由に過ごせます


見学におすすめの建築です。金沢方面にお出かけの折にはぜひ。

by 樋??野晶子
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by sumaitukurou | 2015-04-18 01:49 | 旅と建築

「竹中大工道具館」

先日、山陽新幹線の新神戸駅近くに移設された「竹中大工道具館」に行ってきました。
ここは大工道具を民族遺産として収集し、研究・展示をしている日本で唯一の大工道具博物館で、緑豊かな広い敷地に建つ平屋の美しい建物です。

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展示は日本の大工道具だけではありません。
茶室(中に入ることができます)や、お寺の組物の実物大の展示があります。
木材の継手を組んだり外したり、カンナで削ったいろいろな木の香りを比べ、職人さんの見事な技に驚き・・・とあっという間に時間が過ぎてゆきました。

木工教室なども開かれていて、小さい人も楽しめると思います。
当日はカンナ削りを体験することができましたので、私も挑戦してみました。

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初体験の槍鉋(ヤリガンナ)では、こんな具合に削れました。

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槍鉋は棒の先にササの葉のような形の刃を取りつけた物です。
斧や鎌、まさかりで削った木の表面仕上げをする日本固有の道具で、中世まで使われていました。その後、台鉋(今使われている鉋)が普及し姿を消してしまいましたが、20世紀になって復元されたそうです。
by 中井
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by sumaitukurou | 2015-03-01 20:54 | 旅と建築

森の学校

雨の日曜日、岡山県英田郡西粟倉村へまいりました。

車窓よりこの地方に多い入母屋瓦葺の民家や色付き始めた山が見えます。

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車窓から

西粟倉村は人口1,600人~100年の森構想を掲げて森の再生から地域の再生を目指しています。
その活動の中核を担う「森の学校」は廃校となった旧影石小学校の校舎を拠点としており、職員室や保健室の標識もそのままに地酒や地域産品を売るショップやセミナールーム等として使われています。

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森の学校

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旧影石小学校銘

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小学校廊下

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保健室

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ショップ

代表の牧大介さんからお話しを伺いました。
10年前の町村合併から離脱し村の自立再生を目指して都会からの移住者に住まいを借りる仲立ちや、1960年東京オリンピックの頃に植林された森の維持管理に「共有の森ファンド」を集め村のファンを作るなど様々な取り組みの伴走者として村長や職員の方々と共に活動されているそうです。
檜や杉の間伐材を500㎜角のタイル状に張り合わせた床材はヒット商品となり採算が取れているとか。


次に「木工房ようび」へ~オークビレッジから独立しIターンで移住された大島正幸さんの檜の椅子やテーブル、日用品雑貨の店です。
針葉樹を椅子にするのは難しいのですが、見事に成功!

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最後に100年の森へ

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100年の森

杉、檜に松が少し混じった森。これまでの50年にこれからの50年手入れを続けることにより100年の森を、北米や東南アジアからの廉価な木材に負けない良質な素材を作るとともに燃料としての利用で化石燃料や原子力発電に頼らない生活と若い人の住みたい村を目指す。(村営の水力発電所があって村の電力は賄える程の発電量がある。)
希望を感じた一日でした。

(佐野 江利子)
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by sumaitukurou | 2014-11-20 09:00 | 旅と建築

司馬遼太郎記念館

11月の初め、近鉄 八戸ノ里駅から司馬遼太郎記念館(2001.11.1開館 設計:安藤忠雄氏)に向かいました。

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司馬遼太郎氏自筆の表札だそうです。

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自宅玄関へのアプロ-チ

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自宅の書斎とサンル-ム

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記念館へのアプロ-チ
樹木の後ろにステンドグラスが見えます。

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この先はどうなっているのだろうと思いながら、コンクリ-トとガラスの間を進みます。

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通路の先はこうなっていました。

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床から天井までのステンドグラス。色を使わない幾何学模様でとても美しい。

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展示室 やわらかい曲面の書棚。ステンドグラスから光が差し込みます。

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地下へのサービス用?の階段

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北側道路から見た外観

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北側の出入り口


天井までのやわらかい曲面の木の書棚、清楚なステンドグラス、打ち放しのコンクリ-ト、ガラス。
そして、雑木林のような庭に囲まれた建物です。

・・・建物内部は撮影禁止のため、記念館のパンフレットの写真を転載しました・・・

(中井玲子)
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by sumaitukurou | 2014-11-14 01:35 | 旅と建築

青春18切符の旅

同級生の伴さんと二人で青春18切符の旅にでました(どれだけ乗っても1日2370円)
各駅停車と新快速にしか乗れません、それで行ける所まで行こうというハードな行程です
今回の目的は身延線と飯田線に乗って富士山と南アルプスの北岳を間近に眺めることでした
東海道をとろとろ走り富士駅から身延線に乗り替え、途中の下部温泉で泊まりです
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身延線は富士川に沿ってのんびり走ります
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下部温泉は武田信玄の愛した秘湯で山あいのひなびた湯治場でした、お風呂は抜群によかったです
翌日は朝から甲府へ向かい甲府からは飯田線で豊橋へ折り返します
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旅の目的であった南アルプス北岳はガスの中、、、全貌が見れず残念!
飯田線ももちろん各駅停車です、その間約8時間 駅の数は94駅を全部止まりながら行くのですが
真ん中あたりの天龍峡駅から景色が一変します
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それまではのどかな田園風景ですがそこからは天龍川に沿って電車が走ります
大阪へ帰り着いたのは11時をまわっていてこの日は14時間以上電車の中でした
ちょっと疲れましたがなかなかいい企画(自画自賛)の旅でした
次回はお盆休みに山陰を攻める予定(懲りない乗り鉄)
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by sumaitukurou | 2014-08-04 16:44 | 旅と建築

鉄道の旅2000キロ  東北編

東北へローカル線に乗る旅にでました
朝から晩までひたすら鉄道に乗っているだけの乗り鉄の旅です
今回の主な目的は 三陸鉄道北リアス線 八戸線 青い森鉄道、奥羽線 五能線  などです
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まずは東北新幹線で盛岡へ
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盛岡市内を流れる北上川と遠く正面に岩手山

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北リアス線の田野畑駅から
下の水門の上を津波が越えてきたそうです

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北リアス線の駅、太平洋は静かでした

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八戸から青森へは内陸部を走る青い森鉄道に乗ります、線路沿いは防雪林ガ続きます、途中に三沢駅があり米兵パイロットらしき人が降りました
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青森から弘前へ向かう奥羽線の車窓から、田んぼの夕景と岩木山、ひたすら眺めていました

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朝の弘前駅、いよいよ憧れの五能線へ
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五能線は五所川原から能代までです、最初は岩木山をまくように走ります

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海岸線に出ると日本海沿いにのんびり走っていきます

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日本海の海岸の露天風呂、ワイルドでした

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鳥海山はすごい山でした

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新潟を越えたあたり、いくつもの大河を渡りました
まだまだ富山 金沢 大阪へと鉄道の旅は続きます
次回はこの旅で乗れなかった 山田線(盛岡から宮古)や岩手銀河鉄道などいろいろ乗りたい線がありますガいつまた行けるか、、、、
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by sumaitukurou | 2013-06-05 17:48 | 旅と建築

ルーマニアへの旅

昨年5月に旅をしたルーマニアの写真をアップします。

私の旅したモルドバ地方とマラムレシュ地方はウクライナに近く

冬は深い雪に閉ざされる地域です。

ヨーロッパのタイムカプセルと言われるほど近代化と縁遠く

農業や牧畜を営みながら慎ましく信仰深く何百年と変わらない生活

を続ける人々の生活が垣間見られます。



北モルドバ地方のみどころは16世紀に建てられた修道院群、

一日がかりで森の中や丘陵地に点在する5つの修道院を見て回りました。

外壁を埋め尽くすフレスコ画が青空や木々の緑に映えて

ブルーや赤の鮮やかな色合いに魅了されます。

青空をバックにフレスコ画を見るということは初めてで、深い軒と

防風林のおかげだそうですが、よくぞ残ったと感動でした。

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マラムレシュ地方には伝統的な木造教会が残っています。

塔の高さ72mなんて大きな教会もありとても1枚の

写真に収まりきらない大きな建築です。

材は樫の木、侵入してくる敵を早くみつけようと鐘楼を

高く高く建築していったそうです。

屋根から塔に伸びていくカーブの美しいこと、ほれぼれします。


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現代の教会は突然こうなります。賛否両論?



この旅で一番楽しんだのは民家の風景。

村によって傾向はあるものの思い思いの装飾豊かな家を作り

清潔にお掃除して花々を飾り慎ましく生活している様子が

垣間見られて、本当に豊かな生活とはと思い起こされました。

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 ジプシーの成功者のおうち。成金趣味は何処も同じ?



こういうところを旅するといつも、あれもこれもと願う

我が生活を恥じて反省するばかりです。

何もいらない、健康につつましく静かに暮らそうと思って

帰って来るのですが。。。。。。 by HINO
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by sumaitukurou | 2013-05-31 12:55 | 旅と建築

淡路島探訪

先日、淡路島へ行ってきました.

今まで、淡路島は近すぎてあまり魅力を感じたことがなく、海水浴ぐらいしか行ってなかったのですが、案外いいところがたくさんありました。

まずは国営明石海峡公園です。
広くてゆったりしていいところでした。
手入れもよく、平日で人も少なく、のんびり散歩するのにいいですね。
ボーっと時間が過ぎていきます。
淡路島といえば瓦!
あちこちに瓦を使ったいいものが・・・・
ここから安藤忠雄作夢舞台も見えますよ。

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次は、いざなぎ神宮
こんなにいい神社があるなんてほんと知らなかった。
いざなぎのみこと、いざなみのみことが祀られているかなりりっぱな神社でした。
日本の中心だったのか・・・・

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近くもいろいろ行ってみるものですね。
まだまだいろいろありそうだし、四国へも行ってイサムノグチ庭園美術館も見たかったけど時間切れで間に合わずキャンセルしました。とっても残念でした。

これからも少しずつボチボチ出かけて行きたいものです。

by tsuji
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by sumaitukurou | 2013-03-11 13:01 | 旅と建築

東北へ

杉本です。3月17.18日に、所属している兵庫県建築士会の阪神支部の研修で東北を訪ねました。
宮城県建築士会の方々に、石巻市内と女川町を案内して頂きました。

石巻市で津波と火災の被害にあった門脇小学校。
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女川町は牡鹿半島の北東部に位置し、古くから近海漁業の基地として港を中心に市街地が形成されていました。f0065327_21385468.jpg


今回の津波で壊滅的な被害を受け、建築物の8割が流出し、人口約9000人のうち、残ったのは約7000人だそうです。
今は大きながれきは殆ど撤去され、市街地だったところは更地になり、道路だけがなんとか復旧されています。

この残った建物は壁は緑色な?と思ったら、壁ではなく屋上の防水層でした。
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津波で基礎ごと何メートルも流された後、転倒したものです。
建物の底部、つまり、基礎部分が見えます。
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コンクリートの格子状のものは地中梁で、四角い塊は建物の荷重を地盤に伝えるためのフーチングです。そして、地盤に基礎を固定していた杭は、一本だけが引き抜かれフーチングから垂れ下がり、あとは、ちぎれて地中にあるのでしょうか。補強の鉄筋がフーチングに残っています。

このコンクリートの塊も、転倒した建物の底部が見えている状態です。
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この建物はべた基礎で、地盤が波に洗われてしまい、浮き上がって流され転倒しました。

転倒した建物の多くは、建設年代が古く十分な耐震設計がなされてなかったのではと言われています。が、新しい建物であっても、この場所で津波の被害に持ちこたえたものは、ありません。水の高さは30メートルに達し、倒壊を免れた建物であっても、修理して再生できるものではないようです。

更地になった市街地のそこここに、うず高く積み上げられたがれきの山がありました。
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それを見ていると、一年間でこの状態にまで片づけるのに、どれだけの多くの人びとの懸命な働きがあったのか、思い知らされるようです。地元の人びと、外国の援助隊や、自衛隊や、多くのボランティアの人々の想像を絶するような時間と思いの積み重ねられたがれきの山です。

地元の建築士の方々に復興の難しさもいろいろと伺いました。建築に関わる問題も、すべてが特殊なケースで、地域のことは地域の人にしか解決できないデリケートなこと多いようです。建築士の人たちも、半数が家を失いながらも頑張っておられました。
私の所属する建築士会は東北からは遠く離れた場所にありますが、建築士会どうしの繋がりで間接的に支援していく方法を模索することになりそうです。

一人の人間としてできることは、いろいろありそうです。積極的に東北に観光に行くこともその一つ。
実際に今回は鳴子温泉、世界遺産の平泉、松島にも足を伸ばしましたが、どこも例年以上の賑わいだそうです。

世界遺産、中尊寺は、冷たい雨と凍った地面に拘わらず、たくさんの人出。
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今回は仙台バスという会社にお世話になりましたが、この会社も所有されているバスの殆どを流されてしまい、スタッフの方もみな被災者。中古のバスを調達しての営業だそうです。バスガイドさんが、震災のことや現在の復興の状況などを観光情報と同様に詳しく説明してくださいました。

改めて、地震と津波の凄まじさ、その被害の大きさ、復興の難しさ、建築士としての無力さと責任の重さを感じた旅でした。

同時に、この一年で人々が成し得たことのすごさ、たくましさ、
そして、東北の魅力にもたくさん触れました。

また近いうちに今度は観光で訪れたいと思います。

杉本雅子でした。
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by sumaitukurou | 2012-03-20 22:01 | 旅と建築