女性建築家10人からの住まい発信ブログ            「住まいを語ろう!創ろう!楽しもう!」

sumaienjoy.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:その他( 5 )

能舞台の舞台裏

杉本雅子です。
3年ほど前から、観世流能楽師の先生について、大阪で能の仕舞の稽古をしています。
この度初めて、東京の観世能楽堂で行われる素人弟子の発表会「初陽会」に出演して参りました。
f0065327_163223.jpg


東京都渋谷区松涛にある観世能楽堂は、観世流の活動拠点で、年間130公演以上が行われています。1972年に建てられたこの建物は、老朽化が進んだため取り壊しが決まっており、観世能楽堂は、銀座に建設中の複合ビル内へ移転します。ここで行われる素人弟子の発表会も今年が最後となるそうです。
f0065327_18273.jpg

能舞台の写真は撮れなかったので、HPよりお借りしました。

40年以上にわたり、さまざまな能の公演が行われてきた歴史ある舞台です。
銀座の新しいビルへは、この能舞台はそのまま移設されるそうです。

 今回、発表会に出演するにあたり楽しみにしていたのが、舞台に立つことはもちろんですが、舞台裏に足を踏み入れること。
それがここです。
f0065327_19857.jpg

なんてことのない部屋ですが・・・
ここは、舞台右手の「切り戸口」と言われる出入り口前の空間で、能公演では、地謡(コーラス)の人たちが出入りする場所です。モニターがあって、舞台の様子を見ることができます。

反対側を見た写真がこちら
f0065327_19234.jpg

広廊下と呼ばれています。
この空間がちょうど舞台裏となり、シテ(主役)が登場する舞台左手の「橋がかり」へと繋がっています。
本当になんてことない簡素な古い広い廊下なのですが、本番近くなり、楽屋からここへ足を踏み入れると、途端に緊張感が高まります。長年、出演者の摺り足に磨かれて、床板はピッカピカです。他の出演者の皆さんも私も、最後の舞の練習に余念がありません。

出番ギリギリまで往生際悪く舞の練習している私に、舞台への扉の開閉をしてくださる若い能楽師の方がひとこと、「欲を出したらいけませんよ」と声をかけてくださいました。はっとして気が楽になりました。そう、いくら出番直前に練習したところで、急にうまくなる訳ではありません。舞台に出ても、普段のお稽古以上のことはできません。舞台上でどれだけのことができるかは、それまでどれだけのことをしてきたかにかかっているんですね。普段の鍛錬の積み重ねが大切であることを実感し、かえって、「今更あせってもどうなるものでもないか」と、開き直ることができました。

本番は5分間の仕舞です。
舞台から客席に家族の姿を発見して気が散ったり、足の運びに気をとられるあまり躓きそうになったり、パニックになりそうになりながらも、なんとか、転ばない程度に終えました。
・・・普段よりうまく舞おうだなんて、欲を出すどころではありませんでした。

演目は「蝉丸」で、盲目の弟宮蝉丸を探して都から大阪にやってきた狂女の逆髪という役でした。

f0065327_110744.jpg


普段、仕事と家事の時間をやりくりをしながら、なんとかのらりくらりと続けてきた月1回のお稽古。今回の東京の発表会に参加するかどうかも随分迷いました。この本番に至るまでは、先生に叱られたり、練習時間がとれなくてあせったり、やる気をなくしたり、いろいろとありましたが、最後は心地よい緊張感を感じながら終えることができました。
これからの仕事やお稽古のモチベーションがぐんと上がりそうな(?)楽しい貴重な体験となりました。
[PR]
by sumaitukurou | 2014-11-01 01:15 | その他

六甲の氷瀑

先週末、六甲山の滝めぐりに行ってまいりました。
その前の週が暖かかったため、あまり凍っておらず、雪もなし。
氷瀑というほどのものではありませんでした。
でも氷の造形はやはりきれいです。

f0065327_11582529.jpg


氷の表面にできる細かな模様も面白い。

f0065327_125518.jpg


滝を巡っている間中、上をヘリがパラパラ。。。。
最近六甲山でもブームのせいかものすごい人で、
誰かが焦って救援要請したものの、トンズラしたのでは?という感じでした。
山を楽しむのはよいことですが、十分注意して行かないといけませんね。

f0065327_1275194.jpg


以上、hozでした。
[PR]
by sumaitukurou | 2012-02-12 12:09 | その他

港で出合う芸術祭 神戸ビエンナーレ2011

このたび「住まいを語ろう 創ろう 楽しもう」に参加させて頂くことになった杉本雅子です。甲子園で設計事務所をしています。どうぞよろしくお願いいたします。

10月のブログ担当ということで、今回は現在開催中の神戸ビエンナーレ2011をご紹介したいと思います。

f0065327_22571251.jpg


アートインコンテナ

震災10年を機に神戸で2007年から始まった2年に一度の現代美術の祭典は、今回で3回目。単なる大きな美術展というだけではなく、芸術文化を活かして神戸のまちの賑わいづくりや活性化につなげよう、というまちづくりとしての側面を持ちます。

f0065327_22283991.jpg

高架下アートプロジェクト-作品制作の段階から公開中


神戸ビエンナーレ2011のテーマは「きらkira」。神戸のまちの様々な場所でイベントが行われています。
展示のメインとなるのが、コンペを勝ち抜いた国際展「アートインコンテナ展」。輸送用コンテナのミニマムな空間の中に、平面、立体、映像、インタラクティブアートなど、さまざまな世界が展開されています。今年は震災の関係で本物のコンテナは利用せず、コンテナサイズの空間がハーバーランドのビル内に出現しています。
f0065327_22402130.jpg



アートインコンテナ 


ほかにも、いけばなや陶芸、大道芸や障がい者アートなど、多種多様な芸術文化に光があてられ、神戸のまちなかの様々な場所が展示空間となります。
f0065327_22365099.jpg



いけばな未来展

私は今年は観るだけですが、過去2回の神戸ビエンナーレのいけばな未来展には華道家として参加いたしました。
f0065327_22532189.jpg



韓国 光州作家展


今回、私が一番注目しているのが、初めて開催される「しつらいアート展」。「しつらい」という日本的で建築的なテーマが、ポートアイランドのしおさい公園を舞台に、どのように解釈され展開されるのか大変興味深いですし、そこで自分がどんな空間体験ができるのかがとても楽しみです。

港で出合う芸術祭・神戸ビエンナーレ2011は11月23日まで開催中。主な展示場所は神戸ハーバーランド、ポートアイランドしおさい公園、兵庫県立美術館、元町高架下など。
会場間を結ぶ船も運航しています。
f0065327_2245288.jpg



2009年に船から見た海上アート

秋の神戸とアートを楽しみに是非おでかけください。
http://www.kobe-biennale.jp/
[PR]
by sumaitukurou | 2011-10-15 23:09 | その他

石巻をたずねて

被災地、石巻に行ってきました。
平成22年4月にリフォームさせていただいた友人の家が津波で全壊したのです。

いったん避難した友人のご主人が水とお財布を取りに自宅に戻られ、津波の直撃を受けられました。
昨年、リフォームの際に新設した外部階段を駆け上がり、子屋根につかまって波に耐え、一晩を過ごされて無事に生還されたのです。

助からなかったご近所の方も多い中、友人は主人の命さえ助かったらもう何もいらないと翌日に涙の対面を果たしたそうです。
とはいえ、住む家を再建しなければというので打ち合わせに行ってきました。

この写真のあたりは地盤沈下でもう建物は建てられません。
震災後、高台は土地の高騰で(2倍以上)なかなか手に入りにくくなっているそうです。

現地に行ってみると、道路を挟んで右と左にまったく違う景色が広がること(がれきの山と静かな住宅地風景)が驚きでした。
一口に被災地といってもかなりの温度差があります。
友人も日常会話にも気を使うと言っていました。

これからも時たま復興の様子をご紹介できればと思います。(ひの)

f0065327_1792958.jpg
友人宅の今 もうすぐ取り壊しです

f0065327_17948100.jpg


f0065327_17101069.jpg


f0065327_17102929.jpg


f0065327_17104567.jpg
石巻の復興のシンボル よくTV中継されています

f0065327_17114644.jpg
水没の中から助かった教会 石巻の人々の希望になっています
[PR]
by sumaitukurou | 2011-08-30 17:12 | その他

東北・北関東大震災

3/11の大震災・大被害から、2週間が経ちました

(前回のブログアップは3/11・朝・・・まだあんな地震の起こる前なので呑気なものです)



亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます
また、被災された方々のご苦労を思うと、言葉もありません




まだまだ、混乱が続いています

私達は、阪神大震災を経験していますが、今回の大震災はその比ではありません

被害エリアの広大さ
大津波の恐ろしさ
被害状況の甚大さ
更にそれに、原発事故が上乗せされているのですから大変です


阪神大震災の時、大阪の街に出れば、全くいつもと変わら無い日常生活が展開していました
そのあまりのギャップに、驚いたものです

それくらい、大丈夫だった大都会が、すぐそばにあったのです
大阪の街には、モノが溢れていました
だから、支援も四方八方から、続々と届きました


今回の広大なエリアを思うと、その方策を考えるだけで、大変さが思いやられます

何も出来ない歯がゆさ、無力感を感じます


頑張って下さい・・・とエールを送るしかありません



後できることは、節電と募金くらいでしょうか・・・・・

節電しても、関西圏は60ヘルツ
東電・東北電力は50ヘルツ
東電に送る変圧所の能力が限られているため、節電しても、関東圏へ送りきれない虚しさ


今日の新聞で、東電の「住宅オール電化推進」が裏目に・・・という記事がありました
住宅オール電化で増えた電力消費量が、原発2基分に相当するとか

エネルギー使用は、複数の選択肢を持っていたほうが良いのかもしれません


建築の方でいえば、合板が手に入らなくなってきています
関西圏、今は在庫でしのいでいますが、新入荷が無いので、工事継続が困難に・・・

東北地方にある大きな合板工場が、津波で破壊され、出荷ストップしているそうです

他にも色々手に入りにくくなりつつあります
これからの建築事情は先行き不透明ですが、
私達は私達で出来ることを、精一杯やっていくしかありません

頑張れ!
頑張れ、日本!!
[PR]
by sumaitukurou | 2011-03-24 10:39 | その他