女性建築家10人からの住まい発信ブログ            「住まいを語ろう!創ろう!楽しもう!」

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カテゴリ:建築雑々( 38 )

銭湯のタイル絵

◇ 京都市伏見区藤森にある銭湯、泉湯のタイル絵です。銭湯のタイル絵と言えば富士山を思い浮かべますが、ここの壁には山と湖、風車のある風景がモザイクタイルで一面に描かれています。

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水鳥をアップするとこうなっています。

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上の方には羽衣をまとった天女の絵。

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3代続いた泉湯も平成27年9月に廃業し、建物は解体されます。壁のタイル絵は剥がすことができませんが、この洗面所の袖壁は多治見市モザイクタイルミュ-ジアム(2016年6月開館予定)に移され保管されることになりました。




◇ 京都市左京区下鴨にあった相生湯に貼られていた美しいタイルです。この銭湯も廃業し、建物は解体されました。

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by 中井玲子
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by sumaitukurou | 2016-01-24 14:54 | 建築雑々

"京都を彩る建物や庭園"

京都市では2011年から、“京都を彩る建物や庭園”という制度を行っています。
市民が京都の財産として残したいと思う建物や庭園を推薦し、それらを審査して“京都を彩る建物や庭園”を「選定」します。選定されたものの中で特に価値が高いと認められたものについて「認定」されます。今のところ220件を選定、その内53件が認定されています。 (詳細は“京都を彩る建物や庭園”で検索すると見ることができます。)

私は京都市文化財マネ-ジャ-として認定に向けての調査に参加しています。
私が係った3件の建物をご紹介します。

松野醤油本店 (北区)
創業は文化2年(1805年)。今でも100年以上使い続けている木の樽で、昔ながらの製法で醤油を造っておられます。

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先斗町歌舞練場 (中京区) 
昭和2年(1927年)竣工。内部は戦時中に傷んだため戦後にかなり改修されており、建設当初の美しい装飾を見ることはできません。

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ミヨシ堂 (上京区)
千本今出川の交差点の北東角にある元時計店です。店舗部分は昭和4年(1929年)に建てられました。時計塔の時計は、今でも時を刻んでいます。

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by 中井玲子
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by sumaitukurou | 2015-08-15 01:15 | 建築雑々

原広司氏と梅田スカイビル

原広司氏の設計で梅田スカイビルができて22年になる今年、HIROSHI HARA:WALLPAPERS大阪展が5F特設会場で開催されました。
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展覧会は2013年10月から一年間で制作されたWALLPAPER=壁紙と写経したテキストの日本語の本と「空間概念と様相をめぐる〈写経〉の壁紙」という一冊の本によるプレゼンテーションです。
安価な包装紙とサインペンを使って古今東西のテキストを原則、原語で写経されたものに様々な場所で撮影された(特に夜明け・夕暮れ)空の様相を重ね合わせて《WALLPAPERS》をつくられています。原先生によると病を得て後の一年間だったとか。
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この展覧会に伴い連続講義が五回開かれました。
ギャラリートークから京大と神大での講義、スカイビルでの当時の工事関係者も参加した「梅田スカイビルはいかにして実現したか」追加講義の「都市と住居の未来/都市は住居は私たちをいかに祝福してくれるのか」まで毎週末原先生がお見えになりました。
その都度予定時間を大幅に超える白熱した授業で、とても面白く拝聴しました。ホメロスから谷川俊太郎、大江健三郎まで2500年以上にわたるテキストや長年の集落調査から代表的な4つも加えられています。
〈写経〉は結局は完全に理解することなどできないテキストに対する態度だと。謙虚に想像力をもって反芻すること。一年間のトレーニングの報告だとお書きになっておられます。講義の中でもサッカーのメッシを例に挙げトレーニングの大切さを語っておられます。鴨長明の「方丈記」は10回写経されたとか。繰り返し何度も、わからないから写経すると。原先生はご自身を建築家ではなく職人と考えているとも仰いました。画家のバルテュスも同じようなことを展覧会場の中で語っていました。写経の下にはお嬢様の原游さんによる「物語の中の動物たち」の絵が添えてあります。例えば、アリストテレスの「形而上学」にはモグラの絵を~「盲人と土竜(もぐら)とはどちらもその目を欠いている」の一文とともに~その絵がとても可愛く小さな子どもたちにも親しみやすさを覚えさせます。
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原先生のお書きになった展覧会ちらしの中に、建築を設計するうえで最も重要な概念は「様相」だと考えています。〈写経〉したテキストは、この捉えがたい「様相」を理解するうえで不可欠なものであり、私が28年間、大学と大学院で読み合わせしてきたテキストでもあります。いずれも私にとってたいへん重要な「聖典」といえるテキストです。(ただし時間的な制約、あるいは著作権上の問題から、本来なら参照すべき重要なテキストのほんの一部であることをお断りしておきます。)子供たちをはじめ、できるだけ多くの来場者が、〈写経〉のテキストとなった本を手にとり、さらに実際に〈写経〉をしてもらえれば、たいへん嬉しく思います。
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連続講義は無料か1000円程度の入場料で、学生さんには一冊ご著書のプレゼントがありました。講義の後にはサイン会があり、丁寧に応じられるお姿と気さくなお人柄に感激しました。竣工時にはその素晴らしさがよく解らなかったスカイビルですが、久し振りに屋上庭園に上がり開発の進む梅田北ヤードや淀川を眺めて他の何処にもない空間を楽しみました。
(佐野 江利子)
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by sumaitukurou | 2015-08-07 18:38 | 建築雑々

旧グッゲンハイム邸にて

皆様、今年の大型連休はどんなふうに過ごされましたか?

私(広渡)は相変わらず、お施主さんと遊びに出かけたり、自宅にご近所のお施主さんを招いたりと
遠出もせず、のんびりエネルギーチャージしておりました。

今日ご紹介するのはそのうちのひとつ、子供の保育所時代の仲間のお施主さんと訪れた、神戸は塩屋の旧グッゲンハイム邸で行われたブルーグラスのイベント「Sea Mountain」です。

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申し訳ないくらいの青空の下、一日中飲んで歌って、お庭では皆さんワイワイ楽しそうに出番待ちです。

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二階でも、練習する人、海を見ながらティータイムの人と、賑やかでした。
二階から眺めると、目の前が海!
潮風がなんとも気持ちよかったです。

そして、演奏会場は、一階奥の円形になったホールです。
照明にミモザが飾ってあったのはこの日のための演出でしょうか?

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この日の司会者およびトリの演奏者は、私たちの会でも昔御世話になった、編集者の佐々木由紀さん!
バンジョーの腕前があまりに見事で、どちらが本業?と突っ込みたくなりました。

実は、私は大昔の中学生のころから、洋館を見るのが好きで、夙川界隈などをうろついていたのですが、
震災の後、ずいぶん風景も変わってしまい、残念に思っていました。
ここ塩屋あたりは、思いの他下町っぽさが残っていて、洋館もまだぽつぽつあって、また今度は一日かけて
町中を散歩したくなりました。

旧グッゲンハイム邸は、イベントスペースに貸し出したり、また日を決めて公開もしているそうです。
http://www.nedogu.com/

興味をもたれたら、ぜひ訪ねてみてくださいね!
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by sumaitukurou | 2015-05-07 14:27 | 建築雑々

秋の京都国立博物館へ


昨日、京都国立博物館へ「国宝 鳥獣戯画と高山寺」を見に出かけました。

平日の午後なのに20分入館待ちの人出です。大学生らしき若いグループが大勢来ていました。


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20分入館待ち

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国宝 鳥獣戯画と高山寺」



中に入ると国宝・明恵上人像もゆっくり見られるくらい空いています。ところが、鳥獣戯画に近付くと長蛇の列!

30分近く並んで30秒程度しか見られません。

墨色、筆の流れ、紙質など思わず見入ってしまいます。


外に出ると陽が落ちて夕空に平成知新館が端正な佇まいで水に浮かんでいるように見えました。

設計は谷口吉生氏。ニューヨーク近代美術館新館や東京国立博物館の法隆寺宝物館などを設計された建築家です。

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平成知新館

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平成知新館エントランス

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エントランスロビー

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平成知新館と京都タワー

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少し日が暮れて・・・

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平成知新館前の池

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ミュージアムショップ


法隆寺宝物館の雰囲気と同じように静謐でゆったりとした空間~少しゆとりを持って見に来るようにしようと思います。
(佐野江利子)








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by sumaitukurou | 2014-10-24 11:48 | 建築雑々

角屋・輪違屋

お互いの子供たちが保育所時代から、かれこれ30年来の友人、Sさん。
長年、彼女の家に関するいろんなことの相談を一手に引き受けていたのですが、今回もまた、「ゆっくりお話がしたいけれど、オフの日は週に一日しかない、この日は前から行きたかったところがあるので、付きあってくださる?」とメールが入り、半日がかりで京都・島原の角屋・輪違屋を見学しながらの打ち合わせ。
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最初は角屋、江戸時代から続く揚屋(今でいう料亭)で、残っているのはもうここだけだそうです。

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神社仏閣、茶室などはよく見に行っても、こういった花街系の、きらびやかな印象のところは、何となく見に行く機会が少なかったのですが、友人のおかげで、面白い建物を見学できました。

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こちらは、角屋の近くにある「輪違屋」、ここは太夫のいる「置屋」で、なんと今もお茶屋さんとして営業中だとか。
普段は見学できないそうです。
輪っか二つの文様がとてもモダン。そのほかにも太夫たちの書いた恋文を貼ったフスマとか、番傘を貼った建具とか、ここで生活していた人たちの話も興味深く、楽しめました。

この後、京都駅付近に戻り、女子会ランチ。住宅設計という仕事の面白いところは、全てのことが無駄にはならず、お施主さんのお話しを聞いているようでいて、実は自分に置き換えてみて反省したり、前向きになれたり・・・。そして、何年たっても勉強することが山積みで、奥が深い。

法規だとか資格だとか、どんどん大変になっていくので、世の中では建築離れが問題になっていますが、声を大にして言いたいです、実は、設計ほど楽しい仕事は滅多にないと思う。
それで、私は特に住宅が一番楽しいと思う。

皆さんは、何をしてる時が一番楽しいですか?
ずっとずっと、楽しいことの多い世の中であってほしいですよね。

以上、広渡でした。
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by sumaitukurou | 2014-09-09 15:12 | 建築雑々

おたふく窓

アルミサッシが普及してからは面白みがなくなってしまいましたが、建物の窓はなかなか興味深いものです。

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これは大正、昭和初期の住宅などによく見られる窓で、「おたふく窓」と言われています。
なぜ職人さんが「おたふく窓」と呼んでいるのかは、今のところわかりません。
関西だけでなく全国に見られ、庶民のすまいから山口県防府市の旧長州藩主毛利家の本邸(大正5年完成)のような邸宅まで、少しずつデザインを変えながら取り入れられています。


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2方向の壁がおたふく窓の住宅

道を歩く時、窓に目を向けてみればきっとみつけられますし、ドラマなどでも大正、昭和時代の建物でおたふく窓が見られます。


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「となりのトトロ」めいの家

by 中井玲子
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by sumaitukurou | 2014-07-16 00:00 | 建築雑々

椅子

十年近く愛用していた食堂椅子が傷んできました。北欧の家具を扱う店で買い求めたものですが、Ole Wanscher の作品です。グレーベージュの上品な布張りでしたが、深緑の厚手の布に張り替えました。

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その折にショールームでBØRGE MOGENSENのJ39が一脚ぽつんと佇んで居るのに出会い衝動買い!今は生産中止だとか。。。
元々、椅子は大好きで経済とスペースが許せば他にも身近に置きたいものが沢山あります。
BØRGE MOGENSENデザインのものは一見普通ですが、長く使って厭きない好さがあります。

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少し前に読んだ斎藤明美さんの著書の中に養母である高峰秀子さんの暮らしぶりが書かれてあり、その一節に「亀の子束子ひとつでも嫌いなものは使わない。」という行がありました。
その言葉が心に響き、台所用品や水周りで使う桶やバケツなどを少しずつ気に入ったものに替えていっています。椅子は気軽に買い替えることはできませんが、お気に入りの一脚になりました。(佐野江利子)
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by sumaitukurou | 2014-06-13 19:23 | 建築雑々

ねじりまんぽ

ご無沙汰しております。少しアップが遅くなりました。

「ねじりまんぽ」というトンネルです。
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調べてみると、関西に多いとか。。。。



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ネットで色々検索したところによると、一番近所にある、しょっちゅう通るところが
隠れて見えないけれど現存する日本最古(若干大げさ)のねじりまんぽだと知って驚き。
世の中、まだまだ知らないことっていっぱいありますね。
                                               hozoでした。
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by sumaitukurou | 2013-05-17 01:40 | 建築雑々

火のある生活

北五葉の家に薪ストーブがやってきました。

竣工時からの懸案事項でしたが、やっと!!!

住宅の名手・吉村順三先生がご著書の中で説いておられるように

「好い住宅には火と水と木が欠かせない」

木は比較的簡単に実現できますが、町中で火のある生活はなかなか難しい。。。

私自身はマンション住まい故、火鉢の炭火を楽しんでいますが、薪ストーブは格別ですね♪

by yuukitumugi


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by sumaitukurou | 2013-02-11 21:55 | 建築雑々